山賊と海賊とが跋扈した、地中海に切り立つ山、

ハーブの森に覆われた『美しい島』と呼ばれる、香しい『コルシカ島』

を味わい尽くす16日間

 

第 01日目

成田を発ち、直行便にてパリ着。

空港にお出迎えして、そのまま国内線でコート・ダジュールの拠点ニースへ。

ホテルは、かっての大詩人メーテルリンクの別荘だった建物です。『天使の湾』が窓いっぱいに広がります。   <ニース泊>

 

第 02日目

時差調整のため、ニースで一日過ごします。後背地の、典型的な<中世のまま>残る村を訪れてみましょう。

情緒たっぷりの山村ペイエ、鷹ノ巣村と称される際立った山の頂の村ペイヨンなど、普通訪れることのない「コート・ダジュール」の後背地の魅力を堪能していただく1日です。

アーケードの残る細い路地を歩けば、そのまま500年のタイムスリップ。

夕食はホテルで、湾を見下ろしながら。

<ニース泊>

 

第 03日目

朝一番のプロペラ機で、『美しい島』と呼ばれるコルシカ島に渡ります。

島北側にある県庁所在地<バスティア>へ。

そのままムル迄島の東海岸線を南下し、問い中から山岳地に入ります。南コルシカの名峰『バヴェーラ山群』の峠を越えます。

峠のレストランで、山国の料理で昼食を。その後、山村を幾つも縫いながら山道を下って,また海岸に戻ります。

島の南東部の景勝の地『ポルト・ヴェッキオ湾』に面した,最高のホテルに泊まりましょう。

ホテルのレストランは2つ星です。

<ポルト・ヴェッキオ泊>

第 04日目

ポルト・ヴェッキオに滞在します。

午前,背後の山の頂きの<先史時代の遺跡>を訪れて見ましょう。

地中海全域に現存する,石器時代に始まり19世紀迄使われていた<砕石空積みの建造物>の原型の砦跡から見下ろす<ポルト・ヴェッキオ湾>は最高です。

午後は、海の波打ち際の寝椅子で読書三昧も良し,スパでお体のケアーもまた良し。

夕食は,湾の反対側のもう一軒の最高のホテルのレストランに行ってみましょう。そちらも一つ星です

<ポルト・ヴェッキオ泊>

 

第 05日目

コルシカ最南端の要塞の港町、<ボニファーチオ>に向かいます。

丘の上に,巨大な要塞都市、真下の小さな港には,世界各国から来ている豪華クルーザーが舫割れています。

着後,丘の上に城壁に囲まれた、旧市街を散策しましょう。午後は,遊覧船で<断崖上の旧市街>の絶景を,海から堪能して頂きます。

到着後,丘の上に城壁に囲まれた、旧市街を散策しましょう。

午後は,遊覧船で<断崖上の旧市街>の絶景を,海から堪能して頂きます。洞窟にも入って行きます。

夕食は,豪華クルーザーの接岸する岸壁の真横で。

<ボニファーチオ泊>

 

第 06日目

海峡の向こうに霞んで見える<サルデーニャ島>に、フェリーで渡ってみましょう。

コルシカ最南端ボニファーチオと、サルデーニャ北端サンタ・テレーザを結ぶフェリーは、シーズンは毎日数便就航

かって,アレキサンドリアやアルジェに巣くった<イスラム海賊>と、ジェノヴァやマルセイユの<キリスト教徒海賊>が覇権を争っていた時代,両者相まみえ,激しい海流と数多くの暗礁に悩まされ,多くの難破船が続出した『ボニファチオ海峡』も、今では安全に45分で渡れます。

サルデーニャ島北端の小さな港町<サンタ・テレーザ>に上陸します。

サンタ・テレーザの町を散策しましょう。昼食はもちろんパスタ!

独特の陶器もお土産に最適です。

ボニファーチオに引き返します。

<ボニファーチオ泊>

 

第 07日目

ボニファーチオを発ち、山の頂きの古い町<サルテンヌ>に向かいます。

細い路地と階段路地が入り組む旧市街は、その昔<ロメオとジュリエット>ばりの有力2家族の抗争の舞台でもありました。

丘を見上げながら昼食。

サルテンヌを発ち、古代遺跡<フィリトーザ>を訪れます。

その後、南コルシカの県庁所在地で『ナポレオン』の生地<アジャクシオ>に向かいます。

お泊まりのホテルは、湾の波打ち際です。

<アジャクシオ泊>

 

第 八日目 アジャクシオ滞在の一日です。 午前,旧市街の観光です。

<ナポレオンの生まれた部屋><生家に展示された皇帝冠>など見所はたくさん。

  

旧市街の路地で、島の料理で昼食です。

午後はホテルのプールサイドでまどろむも良し、海で戯れるも良し。

<アジャクシオ泊>

 

第 09日目

朝、早めにホテルを発ち,山越えで北上して小さな小さな港、ピアーナへ。

そこから遊覧船で<ユネスコ世界自然遺産>『スカンドーラ海岸』を観光します。

延長130キロの海岸線に、ここ500年の人工建造物のない<野生の海岸>スカンドーラの海岸線に沿ってクルーズします。

帰途、陸路のアクセス・ルートの無い民家数戸の漁村に立ち寄ってお茶休憩。

ピアーナに戻って、青い海を見晴らしながら<ブイヤベース>で昼食はいかがでしょうか。

食後、真っ赤な岩の複雑なリアス式断崖絶壁のルートを通って、アジャクシオに引き返します。

夕食は、湾の対岸の水際のホテルのテラス・レストランにて。

<アジャクシオ泊>

 

第 10日目

アジャクシオを発ち、島第二の高峰の麓の峠越えで、島中央部の古都<コルテ>に向かいます。

コルシカ最高峰2300mの山の下を抜け山道を走ります。

500年のジェノヴァ支配と、それに続いたフランス支配に抵抗した島民の反乱『自由コルシカ解放戦争』の後、初の<共和国政府>樹立宣言を成し遂げ、首都が置かれたコルテの城塞都市の内部を、散策しましょう。

宿泊は,山から流れ下る急流の早瀬の淵に建つホテルです。

<コルテ泊>

 

第 11日目

コルテに滞在。

今回の<コルシカ滞在>唯一の<山歩き>の一日です。

ホテルから続く細い山道を、車の入れる限界迄登って、あとは山登り。

峰の頂上に湖が有りそこからさらに登ると、もう一つの頂上に、もう一つの湖が現れます。

ホテルに戻って、早瀬と戯れて水遊び等はいかがでしょうか。

<コルテ泊>

 

第 12日目

コルテを発ち、山間のルートを辿りつつ、島の北西の湾に臨むカルヴィを目指します。

途中幾つかの,かわいい中世風の小村を訪れます。

コルシカ島で標高の一番高い村は,<天国に一番近い村>と呼ばれて来ました。

その村で、山の斜面の下に輝く海を見下ろしながら昼食です。

食後,島西側の海岸目指して下って要塞都市カルヴィを目指します。湾を見下ろす高台に有るホテルに泊まります。
レストランは2つ星です。

<カルヴィ泊>

 

第 13日目

カルヴィ滞在です。

午前中、交通量の全く無い間道を分け入り、行き止まりの小さな海岸の村を訪れて、昼食をとりましょう。

午後は、カルヴィの散策。

その後、ホテルに帰って、プールで遊ぶも良し。スパでマッサージ三昧もまた良し。

夕食は ホテルを出て,港の真ん前の1つ星のレストランのテラスで。

<カルヴィ泊>

 

第 14日目

カルヴィを発ち、島の西海岸を北上します。

島の北端、<親指>の西側の付け根から、海岸に沿って北上し、いにしえの海賊達が逃げ延びて、頂きに築いた村<ノンザ>に立ち寄ります。

村の中を散策し、お茶タイムをしましょう。

さらに北上し、島全体の最北端を目指します。

最北端に有る小さな小さな港、コルシカ全体で最も<オマール・エビ>の水揚げだかの多い事で名高い<チェントウーリ>に立ち寄ります。

当然ここで<オマール・エビ>を食べない手はありません!

小学校のプールほどしかない港のすぐ横のホテルの名物『オマールのマキいぶし焼き』 を是非。

コルシカの島の斜面全体が野生のフルーツの灌木と、ハーブに覆われています。その島の斜面に生い茂る<ハーブ>の群れを、『マキ』と呼びます。深呼吸すると、かすかに<ミント>や<ターメリック>の香りが漂って来るのです。そのハーブで蒸し焼きにしたここのオマールは<絶品>です!

 

そのまま<親指型の半島>『コルシカ岬』を東側に回り込んで下ります。

最初に到着したバスティアの少し手前にある小さな海に面した村<エルバルンガ>に泊まります。

夕食は村の一つ星のレストランで。

<エルバルンガ泊>

 

第 15日目

エルバルンガを発ち、上コルシカ県の県庁所在地で、コルシカ全体の首都<バスティア>に向かいます。

着後、町を観光します。

港を守った要塞の中の町の、16世紀のオリーブ絞りの風車小屋だった建物のレストランで、最後の昼食で
す。

バスティアの空港に向かい、国内線でパリへ。

そのまま乗り換えてご帰国の途へ。

<機中泊>

 

第 16日目

東京着。

お疲れさまでした。次の旅で、またお目におかかりましょう。

 

※ 11日目の「コルテ滞在」山歩きの日を削れば、15日間の旅程にできます。

※ 02日目の「ニース滞在」の日を削れば、14日間のできます。