南仏の香り『プロヴァンス地方』の魅力を あまねく味わい尽くす

14日間

 

第 1日目    直行便にてパリ着。

空港にお出迎えして、そのまま国内線でマルセイユへ。

旧港を見下ろすホテルに泊まります。                           <マルセイユ泊>

 

第 2日目    午前、マルセイユの観光です。

町のシンボル、町を見下ろすカヌヴィエールの丘に登って、『ノートル・ダーム・ド・ラ・グラース』教会を訪れます。

その後、船で沖に浮かぶ要塞島『イフ島』に渡ります。『巌窟王 モンテ・クリスト伯』が幽閉された独房等が残る、要塞を見学。

本土に戻って昼食。

旧港の前に位置する、若いシェフの気さくな1つ星のレストランです。

その後、いよいよプロヴァンス巡りに出発です。

まず、サロン・ド・プロヴァンスに向かいます。

ノストラダムスが余生を送った屋敷を訪れます。

町の中にはお城も残っていて、狩猟博物館になっています。

サロン郊外のかつての修道院だった建物を使った、素敵なホテルに泊まります。    <サロン・ド・プロヴァンス泊>

 

第 3日目    サロンを発ち、ノストラダムスやゴッホの縁の町、サン・レミー・ド・プロヴァンスに向かいます。

ノストラダムスの生家や、ゴッホが入院加療した『サン・ポール修道院病院』を訪れます。

彼が暮らした個室、べtr巣にあてがわれた制作室、モチーフとなった回廊などを見学。

ゴッホが一年間入院加療したこの病院は、今でも私立の病院として機能しています。

サン・ポール病院のすぐ近くには、古代ローマの遺跡が残っています。

凱旋門と、特 に<完全な>形で残るのは古代ローマ世界で唯一ここだけ、という、『偉大な死者』の為の『野辺送り』の塔モーゾレは必見です。

その後、峩々たる山並み<レ・ザルピーユ山地>を通り抜けて、峯の頂上にの廃墟を頂く中世の村『レ・ボー』を訪れます。岩山を切り通しにして、お城と村とを造り上げた廃墟は、凄みさえ感じられます。

さらに、えんえんと続く起伏の上に転々と存在した風車の一つ、『アルフォンス・ドーデの風車』も訪れましょう。

あたりは、激しい太陽に照らされて、激しい突風に晒される、特有の大地は、彼の名作『風車小屋頼り』の光景そのままです。

その後、『モンマジュール大修道院』の廃墟等を経て、プロヴァンスのシンボリックな町、アルルに向かいます。宿泊は、旧市街にひっそり隠れるお屋敷の一軒をそのままホテルにしたものです。          <アルル泊>

 

第 4日目    終日アルルに滞在して、周辺の観光をします。

プロヴァンスの民族史を伝える『アルラッタン博物館』を訪れます。

その後近郊の、ゴッホが描いた事で名高い『跳ね橋』に立ち寄ります。

次に、<マグダラのマリア>とそのお伴<聖女サラ>が流れ着いた、と伝えられるサント・マリー・ド・ラ・メールへ。

聖女サラは、<ジプシー>の守護聖人とされ、年に2回のジプシーの祭りの日にはヨーロッパ中から何千何万人のジプシーが、ここサント・マリー・ド・ラ・メー  ル集まります。

その後、ロープに沿って河を渡る渡し船で、車ごとローヌ河を渡って、13世紀国王ルイ9世が開いた、十字軍出航の為の港であったエーグ・モルトへ。

13世紀当時、地中海岸に港を持たなかったカペー王家は、ライバルのプロヴァンス伯の領地をぬって海へのルートを確保し、王室の港を開きましす。第7回十字軍は、ここから船出しました。

今では、海岸線は遠のいてしまい、港町では無くなった物の、製塩が大々的に行われています。

ここエーグ・モルトから、税としての<塩>を送る為の街道『塩の道』が始まります。

その後、古代ローマの重点としであった、ニームに向かいます。

このニームが誇る闘技場は、現存する最も完全な姿に近いもの、とされています。アルルに引き返します。                                                          <アルル泊>

 

第 5日目    アルルを発ち、アルフォンス・ドーデの名作『タラスコンのタルタラン』の舞台タラスコンを経由。

ローヌ河の岸辺にそびえる城塞を訪れましょう。 

その後、古代ローマ世界で現存する最大の水道橋<ポン・デュ・ガール>を訪れます。

この『ポン・デュ・ガール』はガルドン川をまたいで、23キロ遠くの水源から、35キロ先のニームに水を送る為に建造されました。3層の最上層は全長275メートル、水面下50、メートルという巨大な物で、ほぼ無傷の状態で残っています。

その後、アヴィニヨンへ。お泊まりのホテルは、法王庁にもほど近い、かつての貴族の館です。<アヴィニヨン泊>

 

第 6日目    アヴィニヨン滞在。 

午前、法王庁を観光。

ローマ・カトリックの政治力をそぐため、プィリップ4世『法王庁』をローマから、ここアヴィニヨンに移させて以後75年間7代の法王が、滞在したのがここです。

歌に歌われる『アヴィニヨンの橋』も、上を歩いてみましょう。

古代ローマの<大劇場>遺跡が残る、オランジュを訪れます。

この劇場の外壁を見たルイ14世をして、『これは世界で一番美しい壁である」と言わしめた、見事な遺跡です。

その後、清流をお堀の様に抱くイル・シュー・ソルグを経て、<大水源地>フォンテ ーヌ・ド・ヴォークリューズへ。

ルネッサンスの大詩人ペトラルカが滞在し、彼をしたって来たダンテが『神曲』の構想を得た、と言われる大規模な水源地です。

その後アヴィニヨンに引き返します。                                               <アヴィニョン泊>

 

第 7日目    アヴィニヨンを発ち、いよいよピーター・メールの世界へ向かいます。

セナンク大修道院に立ち寄ります。

さらに、旧石器時代に始まり、地中海周辺全域で造り続けられ、19世紀まで変わらず使われていた砕石空積みの家『ボリー』を集めた集落を訪れます。

その後、丘の上にそびえるゴルド、赤いオーカーの土壌の村ルシヨン等を巡ります。

さらに、プロヴァンスの首都エックス・アン・プロヴァンスへ。

お泊まりは、典型的なこの地方の遺族の館のホテルです。         <エックス・アン・プロヴァンス泊>

 

第 8日目    セザンヌの故郷エックスで、旧市街を歩き、彼の名高い連作『サント・ヴィクトワー ル山』の一部を『グラネ美術館』で見てから、彼のアトリエを訪問します。

セザンヌのアトリエは、彼の生前のまま、保存されています。

その後、セザンヌが描きに通ったルートを辿って、『サント・ヴィクトワール山』の麓へ。

サント・ヴィクトワール山は、標高1995メートル。 その後、数々の素敵な村々を通り抜けて、山懐に抱かれた<陶芸の町>ムスティエ・サント・マリーへ。

村の中は、陶器のお店が沢山あります。

お泊まりは、あの大シェフ『アラン・デュカス』がプロモートするホテルです。

一切の騒音から切り離された静けさのなかで、お泊まりいただきます。    <ムスティエ・サント・マリー泊>

 

第 9日目    ムスティエを発ち、あのアメリカの大峡谷に名前をもたらした、本家『グランド・キャニヨン』の淵を走ります。

クラジューム、カステラーヌ等、個性有る村々を通って、トリガンス村へ。

丘の上空村を見下ろす古城ホテルに泊まります。                                          <トリガンス泊>

 

第10日目    トリガンスを発ち、セイヤン、ファイアンク、トウーレット等、多くの魅力溢れる山里や小さな村々に立ち寄ります。

香水で世界中に名高いグラースの、2つ星のレストランのホテルに泊まります。         <グラース泊>

 

第11日目    グラースをたちます。ホテルの朝食も最高の雰囲気です。

カンヌ、エストレル海岸等を通り、ル・トロネ大修道院を訪れます。

その後、ワインで名高いバンドールの港へ。

バンドールからフェリーで、沖の小島<ベンドール島>に渡ります。

ホテルの部屋は、海にはり出す様なバルコニーが付いています。              <ベンドール島泊>

 

第12日目    再びバンドールの戻り、白ワインで名高いカシに向かいます。遊覧船で、地中海独特の、陸路の無い、細く深く切れ込んだ入り江<カランク>巡りを致しましょう。

その後、到着した街マルセイユまで引き返します。海岸のまん前の、3つ星レストランのホテルに泊まります。  お部屋の窓を開けると、すぐ目の下が地中海。

今回の旅のフィナーレに、3つ星シェフの繊細で創造性溢れた、素晴らしいご夕食をお楽しみ頂きます                                                  <マルセイユ泊>

第13日目    マルセイユをお昼の便で発ち、パリへ。

乗り継いで東京へのご帰国の途へ。                                                                  <機中泊>

 

第14日目    東京着。

お疲れ様でした。

また、次のご旅行で、お会い致しましょう。