ヴァイキングが開き イングランド王家を作った 『ノルマンディー』
と
ウエールズと同じ民族 岩と荒海と信仰のケルト族の国 『ブルターニュ』
異色の北フランスを総巡り 16日間
第 1日目 東京発パリ着。
空港にお出迎えして、パリ市内のホテルへ。 <パリ泊>
第 2日目 パリを発ち、セーヌに沿って西に向かいます。
ルマンディーに入ってすぐ、モネが終の住処にしたジヴェルニーを訪れ、お花で溢れた庭園と、アトリエを観光します。
モネはここで『睡蓮』の壁画の大連作を仕上げたのです。
その後、ノルマンディー公爵とフランス国王とが激しく争った現場の一つ、セーヌ河
河岸の高台に廃墟として残る、『シャトー・ガイヤール』を訪れます。
その後、ノルマンディーの首都ルーアンへ。
そして、英仏海峡に望む、奇岩の町エトルタに向かいます。
アルセーヌ・ルパンの『奇岩城』の基となったと言われる、浸食された断崖が絶景です。
着後、海岸を散策しましょう。 <エトルタ泊>
第 3日目 エトルタを発って、モネの故郷、ロッテルダムに次ぐヨーロッパ第二の商業港ル・アーヴルを快癒し、『ノルマンディー大橋』を渡って、印象派の画家達が集ったオンフルールへ。
昼食と旧市街の散策。
れから、英仏海峡の高級リゾート、ドーヴィルに向かいます。
着後、名高い映画『男と女』にも登場するチークの板張りのえんえんと続くビーチを歩いたり、有名ブティックの並ぶ通りを、ウインドウ・ショッピングしたりしでお楽しみ下さい。
カジノもあります!
ホテルは、フランス北海岸一有名なホテルで <ドーヴィル泊>
第 4日目 ドーヴィルを発ち、コタンタン半島沿いの断崖の続く海岸<上陸作戦>の地点を訪れます。
風の強い絶壁の上 から見下ろす、未だに残る<浮き桟橋>や上陸用舟艇の残骸の姿は、きっと何かを語りかけて来ます。
その後、ノルマンディー公国の最初の首都バイユーに立ち寄ります。ノルマンディ公ギヨームによる全イングランドの征服統一の場面を描いた国宝『マチルダ王妃のタピスリー』は必見です。
その後、<西欧の驚異>と呼ばれて来た『モン・サン・ミッシェル』に向かいます。
着後、 僧院の観光。
その後、ブルターニュ側に入り、モン・サン・ミッシェル湾に沿って、対岸の<牡蠣>の養殖で名高い半島 カンカルまで走ります。
ここカンカルでは、引き潮時に」車輪で沖の牡蠣の養殖棚まで走って、満潮時にスクリューで戻ってくる<牡蠣養殖作業用>の水陸両用トラックが活躍しています。
モン・サン・ミッシェルの対岸のホテルに泊まります。
かっての大別荘であったこのホテルは、<フランス人が生涯に一度は泊まりたいホテル>アンケートでナンバー・ワンに輝きました。 <カンカル泊>
第 5日目 カンカルに滞在して、近郊の見所を観光します。
午前、16世紀王室艦隊が大西洋横断航海に船出して、カナダを発見した時の港サン・マローへ。
城壁の港町サン・マロー観光後、海際を離れて内陸のブルターニュの要害ディナンの町へ。
このディナンの領主だったデュ・ゲクランが、百年戦争の時<モン・サン・ミッシェル守備隊長> になり、島を要塞化しました。難攻不落を誇った城塞は、以後44回のイングランド軍の攻撃に耐え切りました。
デュ・ゲクランは王国軍の元帥にまで上り詰め、圧倒的にフランス側が不利であった百年戦争の戦況下に有って、彼のみは勝利ウィ続けました。
その後、モン・サン・ミッッシェル湾が出来た時点で、3つの島の一つであった、 一枚岩の丘<ドール>を経て、カンカルに引き返します。 <カンカル泊>
第 6日目 カンカルを発ち、ブルターニュ半島北側を、奥に進んで行きます。
美しく浸食されたリアス式の、ブルターニュ独特の深く入り組んだ入り江を巻きながら西進し、ケルマリオへ。
素朴で見事なフレスコで飾られたチャペルを見学します。ブルターニュの建築の共通の特徴の、ブルターニュ産の固い玄武岩を積んだ、重量感溢れる、固い岩なのであまり細かく細工出来ない故のおおらかさに、溢れています。
その後、マルビナス(サン・マロー人=海賊の意)の港だったパンパル、さらにロブスターの水揚げ港ペロス・ギレック岬を経て、玄武岩がゴロゴロしている小さな港の村プルマナックの、ミニテュアの様な入り江で休息。
その後、宿泊地トレブルデンへ。
お泊まりは、海の真ん前の高台に有るマナー・ハウスです。
ホテルのレストランは1つ星です。 <トレブルデン泊>
第 7日目 トレブルデン滞在。
近郊のお城『トンケデック城』を訪れます。
さらに西に進み、バルルネーズ半島の先端の、4500年前石器時代の墳墓(?)と思われる、石積みの遺跡『バルルネーズのケアルン(テュミュルス)』を訪れます。
12の7〜12メートルの玄道が南河から穿たれた、広大な遺跡です。
トレブルデンに引き返します。
大きく開いた窓から海に沈む夕日を見ながらの夕食です。 <トレブルデン泊>
第 8日目 トレブルデンを発ち、モルレの町で文化財に指定されている、ブルターニュ独特の木造建築家屋『アンヌ王妃の家』を見学します。
その後さらに西進して、サン・テゴネック、ギミヨーの村々で、ブルターニュ独特の教会付属彫刻群『アンクロ・デュ・カルヴェール』を見学。
さらに、16〜18世紀に南大西洋で暴れ回った高速海賊船<コルセアー>も係留地であった港ロスコフへ。
海の前のマナー・ハウスに泊まります。 <ロスコフ泊>
第 9日目 ロスコフを発ち、ブルターニュ半島の先端を目指します。軍港で名高いブレストを経由して、プルガステル・ダウラで見事なカルヴェールを見学。その後、ブルターニュの伝統宗教祭で名高い、16世紀の家並がそのまま残るロクロナンを訪れます。
その後、海岸まで進みサント・アンヌ・ラ・パリュー村へ。
村の奥の海岸にひっそり建つ、瀟洒で静かなホテルに泊ます。 <サント・アンヌ・ラ・パリュー泊>
第10日目 サント・アンヌ滞在。
中世よりポルトガルのロカ岬よりもっと<この世の果て>の信じられていた<ラ岬> を訪れます。
ブルターニュの荒海が、75メートル下に逆巻く大岸壁の岬です。
その後、ドウアルヌネーズ港の『船の博物館』で、ジウッサイの漁船や運搬船を見学。
サント・アンヌに戻ります。 <サント・アンヌ泊>
第11日目 西ブルターニュの首都カンペールに向かいます。
カンペール焼きの銘窯『アンリオ』の窯元を見学。
これからは、ブルターニュ半島南側を東進します。
コンカルノーの港町で、湾の中に造った<出島>を訪れます。
その後さらに西に進み、ポール・ゴーギャンが滞在し、彼を慕う若い画家のタマゴ達が集まって『ポン・タヴェン派』を形づくったポン・タヴェンに立ち寄ります。
家並とせせらぎが美しい村内を散策。
その後キブロン半島からフェリーでベル・イル(=美しい島)に渡ります。
島のホテルに泊まります。 <ベル・イル島泊>
第12日目 ベル・イル滞在。
島の要塞を見に行きましょう。
その後、一切人間の手の加わっていない<野生の海岸>の美しさを堪能しましょう。
午後は、ホテルの<海藻/海水スパ>でお体のお手入れ等はいかがでしょうか。 <ベル・イル島泊>
第13日目 島を発ち、本土に戻って、巨石文明を堪能する一日です。
ベル・イルの港からまたフェリーに乗ります。
古代遺跡、カルナックの<巨石列柱>のサイトを訪れます。
紀元前3000年中石器時代の物と推定され、1000〜1300メートルに渡って1000本以上のメンヒルが何列にも並ぶサイトが3カ所。圧巻です。
その後ロックマリアケールのサイトで、3本に折れてはいるものの、現存する最大(全長20メートル230トン)も必見です。
宿泊地ポアント・ド・ペンラン岬へ向かいます。
ヴィレーヌ河口の侵入を防ぐ城塞の跡を利用して造られた、情緒タップリのホテルです。
ホテルのレストランは、1つ星です。 <ポアント・ド・ペンラン泊>
第14日目 ポアント・ド・ペンラン滞在。
午前、<最高級の塩>造りで名高いゲランドを訪れます。
城門を入ると、教会の前の広場に、特産物の<お塩>が沢山売られています。
町をでて、塩田地帯を走ります。
ゲランドの町を出ると、すぐ塩田地帯が始まります。
途切れていた昔ながらの製塩法を、戦後若い人達の努力で復活させて、いまでは料理食品業界で<最高の塩>と評価されるに至っています。
塩田の<床作り>は、オフ・シーズンの重要な作業です。
高低差数10センチの水路を延々と数キロもの距離を水が流れる様に整備します。
その後、南ブルターニュの名城『ジョスラン城』を訪れましょう。
その後宿泊地に引き返します。 <ポアント・ド・ペンラン泊>
第15日目 いよいよブルターニュとお別れの日です。
現存するブルターニュ最大のドルメン『妖精の岩』を訪れます。
高さ最大4メートル以上、全長約20メートル。一体誰が何時、どのような目的で造ったのか。驚異の姿には、感動を覚えさせられます。
東ブルターニュの首都レンヌから国内線でパリへ。
着後国際線に乗り継いで、ご帰国の途へ。 <機中泊>
第16日目 東京着。
お疲れさまでした。